N式メルマガNo.49–ただで教えてさん
こんにちは。N−aito式FXの内藤です。
私のところに、たまに来る「ただで教えてさん」について今日はお話ししたいと思います。
こういう方は、たいてい「涙、涙」な話などをして自分に気をひき、ただでレッスンを受けることを考えています。
厳しい言い方をするようですが、こういう人は成功するのは難しいと思います。
有名な逸話があります。
ある工場で機械が故障し生産がストップしてしまいました。特殊な機械だったので、原因解明はスペシャリストにしかできません。経営者はそのスペシャリストを呼び、原因究明を依頼しました。
スペシャリストは、ものの2時間で原因を解明し、ネジを1本変えて修理を完了し、工場は通常稼働に戻りました。
のちに請求書が送られてきて、この修理代は  2000ドルでした。
「たった1本のネジ交換に2000ドルを払えるわけがない!」と経営者は憤慨し、担当者に値下げするように交渉させました。
次に届いた請求書は明細が記載されていました。
ネジ交換料金 10ドル
スペシャリストによる診断料 1900ドル
この話を読んでどう思われますか?
何かを成し遂げた人というのは、一朝一夕で成し遂げたわけではないのです。その背景には、人には見えないところで他者が想像しないような努力や経験をしてきているのです。
それに対して、「ただで教えて」「格安で教えて」というのは、相手の人生に対して敬意を払えていない現れです。
どんな人の人生にも「時間」という何ものにも変えられない、お金にも変えられないものがあり、それをこういう方は「ただでもらうに値する」と思っているのです。
セミナーを受ける、レッスンを受けるというのは、自分で時間をかけすぎず、回り道をしないために使えるレバレッジであり、それに関して「お金」が発生するのは当たり前です。
そして何よりも、「ただで教えて」と言ってしまったら、相手からの信用は、地よりも低く落ちることであること、自分から「私は信用に値しない人間です」と言っているということも合わせて覚えておくべきだと思います。
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