メルマガNo.13-会社でも売上を秘密に
みなさん、こんにちは。N-aito式FXの内藤です。
前回は、法人化するな合同会社という話をしました。
なぜ合同会社にするかということについて今回はお送りします。
会社形態は、大きく分けて株式会社と持分会社に区別されます。
株式会社は、株式を購入してくれる株主様が会社の所有者となり、経営者は別となります。もしくは、オーナー社長として、株の大半を自分が持つことで自分が経営者として自分の思想を反映しながら会社を経営することが可能です。
持分会社の中で、合資会社と合名会社は、2006年に合同会社が許可されるまで使われていた形態ですが、今ではほとんど見かけなくなり、そのほとんどが合同会社に取って代わられています。
その理由は、持分会社に対して、会社設立時の最低資本金制度があったためです。
私たちが考えなくてはいけないのは、FXで稼いだお金をどのように大切な人に残していくかです。
一人でも設立ができるため、独身者でももちろん可能です。のちのち家族ができれば、出資者として組織に入れることを考えれば良いのです。
株式会社を設立する場合には、株式を自分が大半所持することでオーナー社長になることがポイントですが、株主に配当を行わなくてはいけません。
それに加え、株主総会や取締役会など法的な義務が多いです。
株主会社は、知名度がある。と言われますが、社会一般に広くビジネスを展開していくのは私たちFXトレーダーの目的ではないので必要ないです。
また、株式会社は、官報に決算内容を公告する必要があるので、何をして、どれぐらい売り上げがあったか(稼ぎがあったか)が広く知られてしまいます。
合同会社のメリットは、小さく一人でも始められることで、何より官報に決算内容の公告義務がないので、他人に売り上げを知られることはありません。
さらに、個人事業主よりも会社として認められる経費が多くなり、また有限責任ですので、FX以外のビジネスを追加して問題が発生した場合にも出資額までしか責任を取らなくて済みます。
面倒なことは、社員の追加が株式会社とは違い、全社員の同意と定款変更が必要です。
大切な人に資産を残す場合には、例えば、子どもが成人した後、出資者にして少しずつその出資割合を子どもの持分を高くして、会社を渡していき、相続をするということが可能になります。
そして、合同会社の経営方針は、出資額に関係なく、社員間の合意で決めることが可能です。株式会社は総会にて持ち株数により投票数が決められて、多数決。
今回はここまでとなります。
(注意:文中の内容は、メルマガ発行日現在の情報です。会社設立の際には、ご自身で最新情報をお確かめください。)
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